ヒアルロン酸の効果を解説。

ヒアルロン酸は、コラーゲンと並び人気の美容成分です。
動物性の食品に含まれ、皮膚や目、脳などにヒアルロン酸は多く存在します。
法令線を薄くするなどの美容効果や目薬、関節への働きが有名です。
ヒアルロン酸は、食べ物からの摂取が難しいので、サプリメントなどで、摂取量を高めるのが良いでしょう。

ヒアルロン酸の驚異の保水力!

ヒアルロン酸は、地球上で最もすぐれた保水力を持ち、わずか1gで6kgの水を保水する事ができます。つまり、体積の6000倍の保水力を持っているのです。

「水」は、私達が生きていく上で欠かせないもので、赤ちゃんのような肌も、クッションのある元気な関節も、「水」が豊富に貯められているからです。

この驚異の保水力で、多くの化粧水や目薬にも配合され、美容やヒザなどの痛みに大きな効果を挙げているヒアルロン酸を詳しく解説していきます。

ヒアルロン酸とは。

実は、私達の細胞同士は、密着しているわけではなく、隙間が開いた状態で存在しています。この隙間を埋めているのが、ヒアルロン酸なのです。

体内での働きとしては、保湿や柔軟性を保つ役割を持っており、栄養の運搬、排泄という、生きていく上で重要な役割も担っています。

ヒアルロン酸は年齢と共に減少していくことが確認されています。
下記のような、動物性食品に多く含まれますが、なかなか日常的に食べ物から摂取する事が難しいので、サプリを上手に利用するのが現実的です。

ヒアルロン酸の効能の解説。

驚異的な保湿力を持つヒアルロン酸の効果を解説しています。サプリメントなどを利用して、効能を実感してください。

みずみずしい肌を作り出します。

ヒアルロン酸はコラーゲンと共に、肌の真皮層に多く存在しています。加齢と共に減少すると、肌の保湿力が低下し、乾燥したしわの多い肌になってしまいます。

体内に十分に存在すると、しわや乾燥肌の予防や改善に大きな効果を発揮します。顔だけでなく、手指や足裏のかさかさにも効果があります。

美容への効果はこちら。

ヒザへの衝撃を和らげます。

ヒアルロン酸は、プロテオグリカンといわれる軟骨構成成分になっています。この物質が減少することにより、クッション性が失われ、痛みが生じてしまいます。

ヒアルロン酸は、プロテオグリカンの保湿の役割をになっており、維持や再生に大きな役割を果たします。ちなみに、変形性ヒザ関節症において、治療薬やサプリメントとして使用されています。

ヒアルロン酸と関節痛の関係はこちら。

ヒアルロン酸は、目を守ります。

目の硝子体と呼ばれる部分にも、多量のヒアルロン酸が存在しており、目の潤いや弾性を維持しています。レーシック後の治療薬としても使用されています。

通常の目薬などでも使用されており、摂取すると、ドライアイや疲れ目、コンタクトレンズの違和感などの改善効果が報告されています。また、ヒアルロン酸は、透き通った目を維持する効能もあるとされています。

生理痛や生理不順の改善。

卵巣にも多く存在しており、卵子を包み込んだ袋には、ヒアルロン酸が満たされています。そして、ヒアルロン酸の働きによって、卵管へと排出されています。

この働きが健全に行われる事により、生理痛や生理不順、不妊が改善されると考えられています。また、ヒアルロン酸は、更年期障害にも効果があると期待されています。

リウマチを和らげます。

軟骨を、自己免疫細胞が攻撃する事でおこるリウマチには、治療法が無いのが現状です。しかし、ヒアルロン酸をヒザに注射したところ全身の痛みが改善したと言う報告があります。

これは、まだはっきりとしたことは判明していませんが、注射されたヒアルロン酸が肝臓で代謝され、低分子ヒアルロン酸となって全身にまわり、リウマチの症状を和らげるのではないかと考えられています。

ヒアルロン酸注射の副作用について。

最近、その保湿力や効果を期待して、肌に直接注射をするといった方法が人気となっています。食品からの摂取や、肌への塗布と言った方法よりも即効性に優れ、美容形成外科などで行われています。

しかし、皮膚への注射自体は厚生労働省では認められておらず、あくまで、医師が責任を持って使用しますとの条件により、ヒアルロン酸の輸入が認められています。

個人で輸入し、自己注射を行っている方もいらっしゃるようですが、さまざまな後遺症や副作用が報告されています。専門の知識と、熟練した技術が無い方は、決して、安易に行わないようにしてください。

参考までに、皮膚に注射した事による後遺症や副作用を掲載しておきます。

異物肉芽腫症
皮膚にしこりが残り、引きつれなどの症状が出ます。完治するのは難しく、切除しか方法がありません。
皮膚の壊死
誤って、血管に注射をしてしまった場合、皮膚が壊死をしてしまい、消えない傷となってしまいます。

他にも、感染症の危険や最悪の事態を招く事もあるそうなので注意が必要です。
ただし、 ヒアルロン酸自体は、副作用の少ない安全なものなので、サプリメントや化粧品からの摂取であれば、問題ないでしょう。

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