コンドロイチンとは。

納豆やふかひれ、オクラなどのネバネバとした食品に多く含まれており、正式には、コンドロイチン硫酸と呼ばれているこの成分は、動物の骨や目、関節などに含まれる食物繊維の仲間です。

ギリシャ語の軟骨が語源とされるほど、コンドロイチンは軟骨や関節にとって重要な成分になっています。

ヒアルロン酸と似たような効能を持っており、グルコサミンとも非常に深く連携して働いているため、同時に摂取する事が重要です。

コンドロイチンの効能を解説。

関節だけでなく、さまざまな効果を持っているコンドロイチンの代表的な効能を紹介しておきます。

関節痛の改善。

コンドロイチンは、プロテオグリカンを構成している成分です。十分に存在する事で、軟骨を再生し、弾力性や柔軟性を与えてくれます。

軟骨が再生または、健全に保たれる事により、関節痛や変形性膝関節症といった症状によって生じる痛みを緩和する効能をもっています。

コンドロイチンは、肌に潤いを与えます。

コンドロイチンは、ヒアルロン酸と同じく驚異的な保湿性を持っています。その保湿力で、肌に潤いを与え、ぴちぴちとした若い肌を作り出します。

目の健康を守ります。

目の硝子体や水晶体と言ったところには、コンドロイチンが多く含まれています。不足すると目の機能が低下し、老眼の原因になると言われています。

また、ドライアイや疲れ目などの原因にもなるとされています。

血管を若く丈夫にします。

血液中のコレステロールの増加を抑制する効能を持つコンドロイチンは、血管の中をきれいに保ってくれます。また、弾力のある血管を維持してくれるので、動脈硬化などの疾病を予防してくれます。

血管新生。

コンドロイチンは、血管新生をコントロールしており、不要な血管新生を防いでくれます。がん腫瘍で発生する血管新生などを防ぐ役割も持っています。

コンドロイチンの効能を高める。

コンドロイチンは、グルコサミンにより作り出される物質でもあるため、同時に摂取すると飛躍的に効果が上がります。他にも同時に摂取すると、より効果が上がる成分を紹介しておきます。

グルコサミン

ヒアルロン酸とコンドロイチンを作り出し、プロテオグリカンで軟骨を再生保護してくれます。

ヒアルロン酸

コンドロイチンと同じ、プロテオグリカンの一種であり、地球上で最も保湿力がある物質と言われています。

コラーゲン

美容に効能を持つ成分として有名なコラーゲンは、ヒアルロン酸と共に皮膚組織に存在しており、肌の張りを維持してくれています。