関節においてのヒアルロン酸。

関節は、骨と骨との接合点を指します。しかし、実際には、骨と骨とは接してはいないのです。

そこには、わずかな隙間が存在し、『滑液』と呼ばれるネバネバとした物質でみたされています。その液体こそが、ヒアルロン酸なのです。

さらに、骨の接合点である、軟骨は、『滑液』から栄養素を取り込んでおり、ヒアルロン酸が、軟骨のクッション性を維持してるといっても過言ではありません。

なぜ、ヒアルロン酸が関節に良いのか。

先述している内容で想像できるように、関節においてヒアルロン酸は非常に重要な役割を担っています。

代表的な関節の病気である、変形性膝関節症で解説してみましょう。

変形性膝関節症の原因

全ての原因とはいえませんが、多くは、滑液の量が減少し、軟骨同士が直接こすれてしまい、磨耗が進むことで症状が発生します。

磨耗が進むということは、保護するものが無い、固い骨同士がこすれあう事になってしまい、炎症や痛みを生じてしまいます。

ヒアルロン酸の効果。

滑液が減少した関節では、軟骨を健康に保つ事もできません。
そこで、ヒアルロン酸を関節に注射をし、減少した滑液を元に戻し、軟骨を保護してあげるのです。

また、ヒアルロン酸は、プロテオグリカンという軟骨の成分にもなっており、軟骨を保護するだけでなく、再生も促してくれます。

これらの作用により、関節痛に有効な効果を発揮するヒアルロン酸は、変形性膝関節症の医薬品としても認可がされています。

ヒアルロン酸の臨床結果をまとめてみましたので参考にしてください。

グルコサミンについて。

関節に存在する成分は、ヒアルロン酸だけでなく、コンドロイチンも存在しています。そして、その2つの成分を作り出しているのがグルコサミンです。

そのため、同時に摂取することで飛躍的に効果が高まります。できるだけ同時に接すすることをお奨めします。

グルコサミンの詳しい効果はこちら。

コンドロイチンについて。

ヒアルロン酸とコンドロイチンは、非常によく似た働きを持っています。どちらも、保湿効果が高く、細胞の隙間を埋めて、栄養の運搬の役割を持っています。

ヒアルロン酸が存在する場所には、コンドロイチンも存在している場合が多いので、必ず、同時に摂取するようにしましょう。

コンドロイチンの詳しい効果はこちら。